終活をしなければと思いつつなかなか手を付けられない方に伝えたい

出口明子がおひとりさまに助言する具体的な終活

  • 1
    任意後見人を選任し公正証書による任意後見契約締結
  • 2
    公正証書遺言作
     
  • 3
    終末期医療、延命措置等の尊厳死について書面作成

これはおひとりさまの終活では必須事項、どれから初めてもかまいませんが、延命治療については緊急対応で手書きで書いて張り出しましょう。

出口明子がおひとりさまに助言する具体的な終活

終活の最重要課題3項目

冒頭でも申し上げたように以下の3つは最重要課題ですが誰もが手を付けたくない項目ですが、おひとりさまは絶対に最初になすべきことです。

任意後見人の選任と契約

任意後見契約の公正証書

自分の意思要望を最期まで尊重し実現してくれる団体を選ぶ。

判断力が無くなってから実務を開始する場合が多いですが、元気な今から最低月1回は面談をして自分の意思を伝えること。⇒毎月の費用を惜しまない。

個人は死亡されたら後見人が空白になり、万一判断力の無い状態であったら新たな法定後見人の選任には困難が伴います。

 

リビング・ウイル 終末期医療と看取り(尊厳死宣言)

尊厳死宣言の原案

どんな些細なことでも書きましょう。

公正証書遺言作成

遺言書原案
準備中

 

第一に自分の財産と思われるものを書き出します。

①預貯金

②不動産

③生命保険

④貴金属、アクセサリー

⑤家具

⑥食器

⑦コレクション

 

以上の中から遺言書に記載するのは①~③です。

他のものは身の回りの品として記し、詳細は別紙にした方が良いでしょう。

理由は予定していた方以外に差し上げたりして、行き先が変わることが多々あります。

緊急入院、身許引き受け等を第三者が行う場合、法的根拠が必要になり、法的根拠の一つが任意後見制度です。

日本は血縁社会です。制度上も意識の上でも血縁重視です。

孤族、孤立死、孤独死は家族のいる人達の上から目線で哀れみから発する言葉です。

一人一人が人格をもって尊重される社会にはほど遠い中で、おひとりさまの支援は将来にわたって必要とされる重要な支援です。それは私自身が生涯未婚、子供無しだから痛いほど身にしみて判ります。日本社会は全てが家族を一単位で考え社会の仕組みが作られてますので、おひとり様には不平等な社会です。血縁主義の社会にあって、おひとりさまが何かあった時安心して暮らすためには任意後見制度による終活支援が現状最も有効な手段です。

家族主義から個人尊重社会を創造しないとこれから益々増えるおひとりさまの最期は悲惨な状況です。 多くのおひとりさまが最期までを安心して第三者に頼めない理由は、もしかしたら欺されているのかもという言う不安が心を大きく支配しているからです。確かに昨年(2016年)にはおひとりさまの最期を支援する公益法人が破産して、多くの契約者の預託金が行方知れずになりました。預託金を安心して預けられるシステムは何か色々検討してますが、なかなか難しいのが現状です。病院、施設等ではご遺体は親族又は身許引受人(第三者の場合は公正証書による契約の存在)でないと引き渡されません。

元気で暮らしている今、判断や自分で行動が出来なくなったとき、看取り、死んだとき、葬儀、死後のことの支援です。

おひとり様には不平等な社会、家族主義から個人尊重社会を創造します。 

託金を安心して預けられるシステムを提案中。

  • 1
    任意後見契約締結する。
  • 2
    文字を消したい場合は「BackSpace」キーを押してください
  • 3
    遺言執行者が記載されている公正証書による遺言書を作成する。
  • 4
    死後の事務委任先を決めて契約が完了する。
  • 5
    生命保険の受取人について熟慮の上、決める。
詳しくはこちらをクリック

おひとりさま終活の課題

  • おひとりさまの負動産
  • おひとりさまの終の棲家はバリアフリー
  • 延命治療の可否
  • 災害への備え
  • アパート経営
  • 備えあれば憂いなし     リンクを張る

おひとりさまの備え

おひとりさま、あなたが終活準備に踏み出せない理由は?

  • 1
    誰に頼んだら良いかわからない、信頼して頼める人がいない。
  • 2
    万一の時は甥や姪がやってくれるから安心
  • 3
    何となく面倒で、そのうちそのうちと思っていて今になっている。
  • 4
    数字の部分は書き換えることができます
  • 5
    終活ノートや講座にたくさん買ったし、参加したから、もう充分。

あなたが終活を始められない最大の理由は?

だまされる不安

おひとりさま支援の最大のネックは、預託金トラブルです。
弁護士、司法書士、行政書士等の士業や公益法人、NPO、親兄弟親族による預託金トラブル。
最もよく知られるのが2016年2月の公益財団法人ライフ協会の破綻です。会員から集めた預託金の約8億8000万円について、そのうち2億7000万円を事業資金に流用、負債総額は約12億円の見通しです。毎日新聞2016年3月18日によると 高齢者から集めた預託金を流用した公益財団法人「日本ライフ協会」(東京都港区、浜田健士代表)について、内閣府は18日、公益認定を取り消した。内閣府による公益認定の取り消しは他に2例あるが、いずれも法人自らが取り消しを申請しており、法人側から申請のないまま内閣府が認定を取り消すのは今回が初めて。 

おひとりさまは日本の社会では制度上差別され不公平です。

無くなった方の最後の受け取れる年金は血族関係が証明できないと支払い拒否されます。
最後まで面倒を見てくれた人への支払いに充てたくても、第三者の他人には支払い拒否されます。

血縁社会の崩壊と第三者との信頼の構築が未熟な社会

三代にわたって暮らす社会と安倍首相は提案してますが、それは現実をあまりにも知らない無知なお坊ちゃん思考です。

費用を負担したくない⇒ただほど高い物は無いという格言を思い出してください。

財産を減らしたくないという防衛本能が働き、おひとりさまの老後のくらしを円滑に進めるために必要な費用負担を避ける傾向がある。