終活をしなければと思いつつなかなか手を付けられない方に伝えたい
これはおひとりさまの終活では必須事項、どれから初めてもかまいませんが、延命治療については緊急対応で手書きで書いて張り出しましょう。
冒頭でも申し上げたように以下の3つは最重要課題ですが誰もが手を付けたくない項目ですが、おひとりさまは絶対に最初になすべきことです。
任意後見契約の公正証書
自分の意思要望を最期まで尊重し実現してくれる団体を選ぶ。
判断力が無くなってから実務を開始する場合が多いですが、元気な今から最低月1回は面談をして自分の意思を伝えること。⇒毎月の費用を惜しまない。
個人は死亡されたら後見人が空白になり、万一判断力の無い状態であったら新たな法定後見人の選任には困難が伴います。
尊厳死宣言の原案
どんな些細なことでも書きましょう。
遺言書原案
準備中
第一に自分の財産と思われるものを書き出します。
①預貯金
②不動産
③生命保険
④貴金属、アクセサリー
⑤家具
⑥食器
⑦コレクション
以上の中から遺言書に記載するのは①~③です。
他のものは身の回りの品として記し、詳細は別紙にした方が良いでしょう。
理由は予定していた方以外に差し上げたりして、行き先が変わることが多々あります。
日本は血縁社会です。制度上も意識の上でも血縁重視です。
孤族、孤立死、孤独死は家族のいる人達の上から目線で哀れみから発する言葉です。
一人一人が人格をもって尊重される社会にはほど遠い中で、おひとりさまの支援は将来にわたって必要とされる重要な支援です。それは私自身が生涯未婚、子供無しだから痛いほど身にしみて判ります。日本社会は全てが家族を一単位で考え社会の仕組みが作られてますので、おひとり様には不平等な社会です。血縁主義の社会にあって、おひとりさまが何かあった時安心して暮らすためには任意後見制度による終活支援が現状最も有効な手段です。
家族主義から個人尊重社会を創造しないとこれから益々増えるおひとりさまの最期は悲惨な状況です。 多くのおひとりさまが最期までを安心して第三者に頼めない理由は、もしかしたら欺されているのかもという言う不安が心を大きく支配しているからです。確かに昨年(2016年)にはおひとりさまの最期を支援する公益法人が破産して、多くの契約者の預託金が行方知れずになりました。預託金を安心して預けられるシステムは何か色々検討してますが、なかなか難しいのが現状です。病院、施設等ではご遺体は親族又は身許引受人(第三者の場合は公正証書による契約の存在)でないと引き渡されません。
元気で暮らしている今、判断や自分で行動が出来なくなったとき、看取り、死んだとき、葬儀、死後のことの支援です。
おひとり様には不平等な社会、家族主義から個人尊重社会を創造します。
託金を安心して預けられるシステムを提案中。