おひとりさまの終活事情

終活の重要性
死んで花実が咲くものか、生きている今準備しないと後悔する

生きているからできること、死んでしまったら何もできない、生きている今を大事にしたい。

5人に1人が認知症になり、2人に1人ががんになる時代で、一人で暮らす高齢者単身世帯も急速に増えています。

私達は独身の方や、子供のいないご夫婦等の「おひとりさま」支援をします。たとえば急に病気になったときの入院・通院付き添い、アパート・マンションを借りるときに必要な保証人が見つからない、自分の死後の後片付けや相続のことなど、様々な困難に直面します。ですから、なるべく元気なうちに準備をしておくことが、幸せな老後に繋がります。なお、本支援は介護保険外の支援となります

社会背景

日本の社会制度は血縁重視です。2000年に開始した介護保険も当初は介護の社会化でしたが、個人主義が未発達な日本では最期は家族です。日本では生涯未婚・配偶者死・離別・子供無しのおひとりさまは全く圏外に置かれ制度からこぼれ落ちてます。自分のことは自分で守る必要があります。

終活の利点

どのような状況になっても最期まで安心して暮らせます。

認知症が進んで、失禁などの排泄トラブルに見舞われます。そんなときあなたの尊厳を傷つけない対応は、最近利用する介護事業者では難しい面が多々あります。

終活の問題点

誰に頼んで良いかわからない?

信頼して頼める人が見当たらない。

欺されないか心配?

面倒。

認知症になってからでは遅い

高齢による判断力低下を自覚できますか。

自分は認知症にはなりたくないというのは誰もが希望します。その希望のために具体的に対策予防をしてますか。終活は認知症予防の一環です。

将来の安心への投資

後見人には毎月の費用がかかります。

この費用をもったいないと考えるか、将来の安心を担保すると考えるか。

不安解消と考えたら、いかがでしょうか。

欺されないか心配

ライフ協会の破産もありましたので、欺される心配は良くわかります。

任意後見契約、死後の事務委任、遺言執行を一度に契約しないで、それぞれわけてする方法もあります。まずは任意後見契約を結びましょう。

特別養護老人ホームの待機高齢者が52万4千人にのぼる

特別養護老人ホームの待機高齢者が52万4千人にのぼることが発表されました。

待機者は在宅介護に頼ることになります。

介護サービスを利用して、在宅介護をよりよく行うための方法をしっかりと調べ活用できるものはしたいです。

実際、在宅介護になれば、家族がいる方はいいですが、おひとりさまはどんな状況になるでしょうか。

介護度によりますが、日中、デイサービスに行かないと、ヘルパーがいない時間はほとんど一人で生活することになります。

そんなとき、テレビがお友達です。そんな家ではテレビが大音量でついていることも多々ありますよ。

終活を躊躇する理由

おひとりさまが最期踏み切れないのは預託金のトラブルへの不安。士業(弁護士、司法書士等)や公益法人だから大丈夫でしょうか。

デイサービスに持参する洋服が無いのはなぜ?

デイサービスの送り出しで、ご利用者の着替えの洋服を持って行きます。90代男性ですが、認知症に罹患し後見人がいて貯金もあり余るほどあります。

でも、必要な洋服を誰も買えません。指示する人が不在しているためです。

半袖のポロシャツ、半ズボンが2着しかないため、洗濯中だと仕方なく長袖シャツ、長ズボンを持って行きます。

後見人がいても、日常生活で必要な洋服を購入することまでされていないのが現実です。

では一体誰が毎日の生活全般の必要な手配をしてくれるのでしょうか。

実は誰もいないのです。