明日から、タキサン療法。以前も書いたが、AC療法よりも副作用が強いように思える。
AC療法は4日目ぐらいまでは抗がん剤が身体中に行き渡って余分は排泄され、何の変化もなく元気いっぱいだが、5日目ぐらいからがんに到達しがんとの抗戦が始まり、怠いし水を飲むのもしんどい。もう一人の自分の身体をもてあます日々が14日目まで続く、つまりがん細胞との戦いの日々。しかし15日になるとケロッとして、身体に力がみなぎる。何とも不思議だ。
タキサン療法は次の抗がん剤までの7日間のパターンが全く見えない。AC療法も実際自分の身体に起こったことを振り返って、始めて分析できているので未経験をここで言っても仕方がない。
「がん化学療法の理解とケア」(長場直子、本村茂樹編集 Gakken2005年)を読んでいるが、多くの抗がん剤に関する書籍は10数年前の物ばかりで、この10年変化がないのだろうか。
素材だけを買って食べる、口腔内の塩辛さが味となる。
抗がん剤治療の副作用は抗がん剤が身体から抜ければ、自然と副作用を治まっていくのは実感している。
しかし味覚だけは、その域から外れている。相変わらず舌の先が一面塩を塗った状態で塩辛い。
交通機関が不通の今日、抗がん剤治療で通院が必要な人達はどうしたのだろう。大手企業を始め仕事に支障の無い方は、お休みにしてくれると良いのだが、日本人の習性として、無理だろう。
鰻が目の前を行ったり来たりして、ああ・・・食べたい。しかし最近中華やエビピラフでは口にした途端、塩味と化学物質味で食欲減退で食べ残してことを考えると、空恐ろしいし、貴重なお金をドブに捨てる事になる心配もある。しかし鰻のたれの良い香りには勝てずついに着席。抗がん剤治療の前日に頂いた味とは少々異なったが、美味しかった、ペコ負けた。
市販のお総菜は味が濃いというより強すぎて味蕾や舌への刺激が尋常でなく、美味しいよりも塩味ばかりで不味さ満載で、高い割には今の私は全く受け付けない。今は素材を煮たり茹でたりして食べるのが最も美味しく感じる。
今日はおでんの具を鰹節の出汁で炊いて味付けはしない、口に含むとと口腔内の塩分で少々辛いくらい味になる。冷蔵庫で冷やしたおでんもまた格別。
知り合いが大腸がんの術後、抗がん剤治療をちょうど私と1クール遅れで受けている。
彼女は脱毛なし、嘔吐と下痢で苦しむ。
前々からの念願の神楽坂で日本蕎麦をたべる。卵焼き、ニシンの煮付け、そばがきどれも美味しい(少々抗がん剤の副作用の苦みはありましたが・・・、次回は味覚障害が治ったら楽しみ)
ひたすら体力低下の日々。日本蕎麦が最も味の違和感が少ない。
来週から新たに始まる抗がん剤治療・タキサン療法について学ぶ。
新らたに始まるタキサン療法も結構副作用が厳しそうだ、不安と言うより乗り切れるか心配。
水や他の飲み物、食品の中に口の中に入ると唾液腺から塩田のように塩がわき出る。
口内炎に水や食品が触れるとそこからも塩田が湧き出る。口内炎だけでなく口腔内に触れると全て塩化される。舌の先は常に塩の厚塗り状態で、こんな副作用について、どこにも見当たらない。
浮腫は治まったが、熱は37℃代
倦怠感は今までで最も強い。一つのことをするのに3時間もかかる。
意識消失(消失・・・?)の夜、口内炎のケアが出来なかったのが今日まで炎症に悩まされる。
昨日の体調激変と不調、今日から1週間が最も危険水域と今までの経験から考えると恐ろしい。
36.8℃と熱が下がったせいか、少々元気回復。昨夜は口腔ケアも出来ないまま身動きが取れなかったので、今朝は口内炎が口中に拡がり、つばが苦い。その上1時間以上休んで漸く5分の動き。今までインフルエンザでも風邪で39℃でもこんな辛いことはなかった。だからこそこの治療を何とか乗り切りたい。代替療法を推進している人は自分の信奉者が亡くなってもその責任には一切触れない。
今週の週刊誌の見出しに池江璃花子選手の記事がある。来年のオリンピックを考えたら不安だらけだと思うが、代替療法には縋らないで欲しい。心を強く持つためのイメージトレーニングも一歩間違えると、変な深みにはまりそう。今は治療をひたすらやり抜くしかないと副作用でメロメロの私は思う。心が折れそうになったり何かにすがりつきたくなることはないが、副作用はしんどい。
抗がん剤治療の中で、今日ほど意識と身体の動きのギャップの酷い日はない。
昼食を受け付けない、今までほど酷い味覚障害ではないが、塩辛さが満開。
事務所に戻ってストレスチェアに座ると、爆睡とは異なる、意識消失をしているようだ。1時期間位ごとに目が覚めてはいたが、これは初めての経験。事務所にはスタッフがいるので、最悪は対応してくれるだろう。しかし自宅でと考えると空恐ろしい。おひとりさまの支援の重要性をまた知らされる。
なんとなく熱っぽいので検温39.6℃、え・え・えと驚き、服薬をせねばと気持ちは満開、しかし身体が動かないで意識消失の様子。気がついて再度検温38.6℃、これは検温の誤りではないと、慌てて身体にむち打ち抗生剤と解熱剤服用。1時間後に体温は37℃代に下がる。
身体の隅々に異変が起きている。おひとりさまにとって抗がん剤治療時の支援の重要さを再認識。何とかシェアハウスを実現したい。
新たな痛み⇒両肘の痛み。口内炎、喉の痛み、毎度のこと。
怠さは一段と増して、、ウトウトと過ごすことが多い。
味覚障害対応を実施し、今回は軽度。素材を重視し、市販の調理品の味付けの薄いものを選ぶ、ドレッシング等の味覚障害が強いので、素材を湯がいて、余分な味は加えない。
副作用は軽度。
両足の膝から下の浮腫が出る。怠さが一段と増す。
抗がん剤が身体に行き渡っていないのか、副作用は小くなく、割と元気。
怠さがあるので片付けは一向に進まない。
副作用について
最初は爪甲(爪が指から出ている先)と指が離れて深爪のような痛みだったので、水絆創膏でくっつけた。祖霊個は爪半月が濃い紫になる程度。
しかし主治医からは爪の副作用は悪化すると言われ想像がつかない。
脱毛に関しては抜けた状態がぱらぱらと毛髪が残って余り綺麗ではないが、気にならない。これらの残りも全て抜けると言うことだ。