岐阜市がん検診検診結果誤通知で50代女性死亡。全く腹立たしいこと限りなし。市の会見では判を押したように「申し訳ございません」と謝罪の言葉は述べているが、全く責任を感じているようには見えないし、実際責任はどうとるのだろうか。
おひとりさまは結果を含めて全て自身の判断、しかし家族がいる場合は家族の意向に振り回される患者が多い。ある医療者のご兄弟は家族が出身だからと多分、気を遣って言いたいことも言えなかった、その結果残念な結果を招いてしまった。
知り合い、お友達、親密だからと言う感情で、医療機関を判断すると後悔する。それはわが父もそうであり、ヘルペスの痛みでお茶の水の医院にかかったとき、ヘルペスよりもっと重篤な疾患だから、精査を受けるように言われる。長年の主治医はそれを聴いて始めて検査を行い、末期の大腸がんであった。この医師は父の終末期、緩和ケアにモルヒネの使用を拒否し、しかし他の医療機関の紹介もしなかった。(2005年の話し)辛抱強い父が痛みでのたうちまわるのを見て、師走の明日から正月休みという日に診療最終日に執刀医の元に駆け込みモルヒネの処方と緩和ケアの医師への変更を指示をお願いした。
この御茶ノ水の医師に最初に出会えなかったことが悲劇の発端でした。
医療者が患者のためになんて言うのを頭から信じてはいけない、医療者の本質を見抜く力が必要です。
がん検診を受けて要精密検査と言われたら、不安でいっぱいになりますね。
ついつい忙しいと再検査を受けないまま放置して、重篤になった方(歌舞伎俳優の妻)、この例を人事とは思わないでください。多くは再検査を受けると初期のがんが見つかります、そしてこの段階ならがんと共生が可能です。