相変わらず口が渇いて水ばかり飲んでいる。
朝から雑用に終われ、14時頃になると疲労感で椅子から立ち上がれない。今日は珍しく時間があるので銀行で口座の解約をする予定だったがすっかり忘れている。今年の目標に銀行口座の整理があり、薦めてきたが、がん診断を受けてからは一気呵成にと気持ちは流行るが、最後の1口座が中々終わらない。
味覚障害で喉や口腔内の乾きは常にあったが、他の副作用が落ち着いたせいか、飢餓感が一段と進んでいるように感じる。1時間ぐらいウトウトして目が覚めると100ccは飲んでいるので熱中症にはならないが、四六時中水分を欲して、飢餓感に襲われる。
嗜好品は一緒に口にする飲み物があって始めてそのもののうまみが増すことを、今回痛いほど知った。
日本茶、抹茶、紅茶、珈琲、ハーブティ、ビール、ワイン、シャンパンと色々あるが、今は漸くアイスティー、アイスコーヒーが飲める、タダ飲めるだけで、味には違和感があり美味しいとは感じられない。
水で食べるケーキや大福は唯々口の中でもさもさするだけ、全くつまんない。抗がん剤治療による味覚障害は何れ抗がん剤治療が終われば、多くは回復すると言われているが、もしこの味覚障害が残ったらと思うと、人生つまんないことになりそうで不安だ。がん患者としてはがん治療が上手くいけば喜ばしいKぉとなのに何を贅沢なと思われるだろう。しかし人生って、そんなに単純ではない。
昨夜から腕が痒くてたまらない。が、皮膚には特段の症状は見られない。これもアレルギ-反応の袱紗王なのだろうか。
お彼岸なのでおはぎを食べるが1個がようやっとです。
和菓子やケーキがご飯より好きで好きで、ご飯の代わりに大福2個、シュークリーム2個をぺろりと食べていたのが信じられない、嘘のような今。餡子やケーキ類は目は食べたいが、実際目の前に置かれると一口も食べられない。今はスープ、おにぎり、豆腐、餃子、シュウマイなどのご飯やおかずが何より美味しい。
味覚障害も一時ほど酷くはないが、今までとはやはりチョット違う。それ以外に大きな副作用は見られない。鎖骨や左腕の付け根に違和感は有るが、痛み止めを飲まなければならないと言うほどではない。このまま12週間過ぎると良いのだが、そうは問屋が卸さないだろう。