周術期乳がんタキサン療法 バクリタキセル集回投与療法

7日 副作用軽減

AC療法の副作用が殆ど抜けたのか、食欲有り、体重も変化無し。味覚障害はまだまだ残っているが、一時ほどではない。

第6日

AC療法では3週間分を一度に実施するので、抗がん剤の量も多く副作用も強かったが、タキサン療法は毎週なので量も3分の1位になったせいか、体調の怠さはぐっと減ったが、午後になると眠くて眠くてたまらない。化学療法の担当看護師によると総回数12回の半分を過ぎた頃から副作用が出るという。睫毛や眉毛の脱毛っていわれた。睫毛が抜けると涙が止まらないと聴くが、また難儀だ。

第5日

腕の付け根や胸全体に痛みがあるが、これは不安から来る精神的痛みなのだろうか。その他は味覚障害以外は全く問題なし。味覚障害もカレーが食べられるようになった。

第4日

入院中、投書箱が有り投書をしたが、40日を過ぎようとしているが全く梨の礫である。少なくとも受け付けの有無について回答して良いのではないだろうか。ここにも上から目線がバチバチだ。

患者の権利を謳っているが、患者の権利とはこの程度の薄っぺらい内容だと理解すると、良いのだろう。

投書の数が多く対応に時間がかかるとしても受け付けのうむの回答が出来ない理由は何だろうか。これも建前だけにしか見えない。患者が意見を手書きで書くことの負担に対する配慮が全く見られない。

第3日 民間療法へ走る気持ち

抗がん剤治療の辛さに心が折れるそれは医療者の配慮のない不躾な言葉であることが多い。私が副作用について最も辛かったレモネードや炭酸について看護師から一方的に言われたとき、腹立たしかった。私でなくても誰もが言葉を失うだろう。私は自分の置かれている現状を正確に医療者に伝え、改善方法を知りたいと考えるから、納得のいくまで医療者と話そうとする。しかし多くの患者はそんな気力もなく、また医療者に否定される恐怖、否定された恐怖で心が折れ代替療法に走る。なぜなら代替療法施術者は優しい、言葉がとろけるほど優しいのだ。それはもしかしたらご自分達のやましさから来るのかもしれないと私は勝手に想像している。何もむやみに甘い言葉をかけろと逝っているのではない、少なくとも患者の現状を知ろうとする理解しようとする配慮を持って欲しい。

第2日 疑問

がん患者を治してあげるという上から目線を時々感じる。

その最も顕著な例は、患者教室開催の開催日に見られる。「抗がん剤治療教室」「リンパ浮腫ケア教室下肢」は月1回。がん患者が働く体制を支援すると言いながら、月1回、その日に重要な抜けられない仕事を抱えている人への配慮が全く見られない。

「アビランスケア」は週2回毎週ある、これと同じように「抗がん剤治療教室」をせめて週替わりで曜日の異なる開催は出来ないのだろうか。抗がん剤治療を受ける患者がこれだけ増えている現状をどう考えているのだろうか。また抗がん剤治療について、療法なのか当然副作用も含むのか、しかし1時間では無理だろうなと考えると最も知りたい副作用についての情報は得られないと判断する。(Hp上では「抗がん剤治療による副作用対策と生活の工夫」とある、しかしHpを閲覧できない人には不親切)

多くの書籍には抗がん剤の副作用について詳しく触れていない、それは千差万別だからというのは理解出来るが、それでももう少し触れて欲しい。

 

第一日 化学療法担当看護師の対応への疑問

AC療法と同じ3階の第一通院治療センターに行く。AC療法と同様治療は、ベットと椅子から選択できると思っていると、ベットと言い法的に通告される。バクリタキセル週1回投与療法ではアレルギー反応月良くでる場合があるので第1回はベットで行うという。それなら最初にこれから行う投与療法についての説明があっても良いのではと患者はベルトコンベアに乗せられるのだなと?

最初にアレルギーを予防する薬剤を投与、その間担当看護師から副作用について質問を受ける。

私にとって最大の苦痛は味覚障害で今も続いていると、すると看護師は「味覚障害にはレモンやレモネードが良いのよね。」と宣う。私は口の中がヒリヒリしてと答えると、「炭酸も効くのよね」と宣う。炭酸も激痛と口の中が爆発しそうでダメでしたと答える。この看護師は多分がん化学療法看護認定看護師の資格を持っているのだろう。しかし甚だ勘違いも酷すぎる。ご自分の見聞だけを喪って決めつけるのは最もやっては行けない行動ではないだろうか。副作用は千人いれば千人、皆それぞれ異なる。まずは個々の副作用について聞くことから始まるのでは。(心の中ではあなたは抗がん剤の副作用を経験したこともないのに勝手に決めつける理由は何ですかと問いたかった)

がんセンターは患者の権利権利と歌っているが、そこここにそのほころびが見える。勿論患者の痛みを理解しようという姿勢を感じられる医療者も多くいる。が、上から目線で自分は専門を振りかざす医療者も見受けられる。

当日の担当者、薬剤名、投与量を記載した物は頂けないのだろうか。